星をあじわう。

過食症の経験をもとに、ダイエットやスキンケアについて発信しています。

過食症を本気で治しにかかる【①低血糖症・リーキガット症候群とは何ぞや】

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前回の記事で、過食症低血糖症や自律神経の乱れから来る「体の病気」であることについて書きました。
過食症は体の病気でもある【摂食障害=心の病気じゃないの?】



そして、自分の体質の関係や環境問題を学んだことがきっかけで、一日一食&ヴィーガン生活を決意しました。


一日一食生活、始めます【過食克服日記①】

ヴィーガンを始めることにした【完全菜食主義】



我ながらいきなり極端な選択だとは思ったのですが、実はこの一日一食&ヴィーガン生活、

過食症治療の観点から見てもあながち間違っていないというか効果的っぽいのです。



そこで、これから2記事に分けて「体の病気としての過食症の治し方」と<、b>「体の病気としての過食症を治す食事法」について本気で考えて書いていきます。


まず今回は、過食症が治らずに苦しんでいる人が知っておくべき「低血糖症」と「リーキガット症候群」という症状について見ていきます。




※記事は摂食障害の専門的な治療を行っているクリニックのHPを参考に書いているため、より専門的で確実性のある知識を得たい方は下のリンクからサイトに飛んで読んでみてください。


摂食障害は命に関わる病気です。


もし試してみたいと思った場合は、よく読んでご自身に合うか考えてから治療に臨んでくださいね。



過食症を本気で治しにかかる【①低血糖症・リーキガット症候群とは何ぞや】

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まず「過食症とは体の病気である」ということについて改めて触れておきます。


「自分の意思や感情、ストレスとは関係なしに、過食スイッチが入るともう止まらない!」というのは、もはや心の問題ではなく体の問題です。


確かにストレスや愛情不足、痩せへの強い願望といった心理的要因が摂食障害につながることもあります。というか、摂食障害になるきっかけは心の問題であることが多いです。


ですが、心の病気がきっかけでなった摂食障害が長く続いた場合、別の問題が出てきます。


身体に悪い食事を習慣的に詰め込むことで血糖値が乱れたり、代謝が著しく低下しています。血糖値の乱れはさらなる過食につながり、代謝機能の低下はあらゆる不調を引き起こします。


それが、過食症は体の病気である」ということです。



では、具体的な症状について触れていきます。



1. 低血糖症

低血糖症は、血糖値が高い状態が続く糖尿病の反対で、
「血糖値が通常よりも低い状態が続く、あるいは血糖値の上がり下がりが激しい」症状のことです。


低血糖症になる原因はズバリ「精製された糖質の摂り過ぎ」です。


つまり白いお米、パンやうどん・ラーメンに含まれる小麦粉、砂糖たっぷりのジュースやスイーツ、ポテチやスナックなどのジャンクフードですね。

これらは高GI食品と呼ばれ、食べることで血糖値が急上昇します。

すると今度は急上昇した血糖値を元に戻そうと、すい臓からインスリンというホルモンが大量分泌されます。



実は、人間の体はこのインスリンの過剰分泌に対応していません。


理由は、人類の歴史的に見て飢餓の方が時代が圧倒的に長いからです。

戦後からの飽食の時代の到来に加え日本では食の欧米化が進み、精製された糖質を摂る機会が増えたのはごくごく最近です。


つまり昔はインスリンは少しの分泌で済んでいたのに、食事が急激に変わったところで体はインスリンが過剰分泌されることに対応出来ていないのです。

それによって、精製された糖質の過剰摂取によってインスリンが頻繁にかつ大量に分泌されることでコントロールを失ってしまいます。

さらに、そうして血糖値が低すぎる、あるいは乱高下している状態では、無気力、倦怠感、抑うつ、眠気、イライラしやすい、落ち込みやすいといった症状が出ます。

しかも低血糖状態では強い空腹を感じ、脳の判断能力も鈍っています。

本当に栄養がとれるバランスの良い食事より、手っ取り早くエネルギー補給出来る「精製された糖質」を求め、さらなる過食につながってしまいます。

これが、なかなか体が過食をやめられない1つ目の理由なのです。



2. リーキガット症候群


リーキガット症候群、なかなか聞きなれない名前ですよね。

ですが、実は日本人の約7割がリーキガット症候群だとも言われています。


リーキガット症候群は別名「腸もれ」とも言い、腸内環境の乱れなどによって腸に本来備わっているバリア機能が低下してしまうことを言います。


過食症の人は腸内環境が乱れているので、リーキガット症候群である可能性も十分あるのです。


さらに砂糖や小麦などの「精製された糖質」、それから添加物などは腸の粘膜を傷つけ、バリア機能を壊す悪玉菌の大好物。


腸のバリア機能が低下すると、まだ消化されきっていない栄養素や細菌・ウイルス・毒素などの異物が、腸管から血液中に溢れ出してしまいます。だから腸もれと言われるんですね。


そうして漏れ出した栄養素や異物は内臓や皮膚、鼻や気管支、筋肉や関節、脳などあらゆる所に運ばれ、不調の原因となるのだそう。

なかなか怖い感じです。


自分の症状を振り返ってみると、確かに過食した後は全身ダルいのはもちろん、やたらとくしゃみが出たり関節が痛んだり、脳にも影響してうつっぽくなったりする。

たとえ過食しない日が数日続いても、その間も消化不良気味で便秘に悩まされている。さらには不眠症なんかも誘発するらしい。私の不眠の原因はコレかも・・・

いや、めちゃめちゃ危ないやん!(;´Д`)




以上、今回は低血糖症とリーキガット症候群についてまとめてみました。



ここで、これから食事で過食症を治そうと思っている方にとって一番大切なことを言いますね。



過食症が長く続いた方は、体が強い栄養失調状態になっています。

そして、普通の人と同じ方法で食事改善をしても簡単には治りません。



え?たくさん食べてむしろ太ってるのに、栄養失調?


そうなんです。ていうか、栄養失調だから高カロリーな物ばかり求めてしまうんです。


現代は食の欧米化やファーストフード・レトルト化が進み、スーパーやコンビニには「精製された糖質」を含む食材が溢れています。

白いお米やパン、お菓子からは、人間の健康を維持するビタミンやミネラル、鉄や十分なタンパク質などの栄養は摂れません。



過食症の人は長期間体が飢餓状態になっている上に、低血糖症やリーキガット症候群まで加わっている可能性もあります。

とすると、普通の人のような食事から摂れる栄養だけでは過食を治して健康体に戻ることは難しい。ましてやダイエットなんてもっと難しいでしょう。



じゃあ、どうすれば良いの?


方法は3つです。

①まずは食事法で改善する努力をする

②食事で足りない栄養分をサプリやプロテインなどで補う

③それでも無理なら病院に行く

+睡眠や運動、ストレスを溜めないなどの生活習慣が大切です。


そうなると、まず知りたいのは食事法ですよね。


今回は情報量も多くなってきたので、食事法については次の記事で書こうと思います!



参考-摂食障害を引き起こす原因(東京 クリニック・ハイジーア)
   “リーキーガット症候群 ~腸もれ~”って何?
   リーキーガット症候群(腸管漏出症候群)とは


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