眠りの前に心身のスイッチをオフに切り替える【サイプレス・ラベンダー・オレンジ】
おはようございます。食や自然療法について発信しているpricoです。
昨日からアロマのブレンドレシピを紹介するという試みを始めましたが、今日はそちらの第二弾です。
第一弾⇒もう無理~!!疲れ切ってしまった時におすすめのアロマブレンド
今日は、眠りの前に心身のスイッチをオフ(副交感神経)に切り替えるサポートをするレシピをご紹介したいと思います。
コロナウイルスによる自粛期間も明け、新たな生活が始まってバタバタしている方も多いのではないかと思います。
アロマの力を借りて、せめて夜でも快適な眠りについて少しでもストレスのない生活を心がけていきたいですよね。
眠りにお悩みのある方、緊張をほどいてリラックスしたい方は是非試してみてください♪
眠りの前に心身のスイッチをオフに切り替えるアロマブレンド
今回ご紹介するレシピは、サイプレス・ラベンダー・オレンジの3種類を使います。
分量としては、
- サイプレス(ベース):1滴
- ラベンダー(ミドル):1滴
- オレンジ(トップ):1滴~2滴
位が良いでしょう。
サイプレスはヒノキに近い木の香り。そこにラベンダーとオレンジが加わると温かみがあって優しい香りになります♪
では、各精油の効能についても軽く触れていきますね。
サイプレス精油
サイプレスは、地中海沿岸地域原産の背の高い針葉樹です。
悲しみの象徴で、死後の世界と関連する植物とされており、地中海沿岸の墓地に植林されています。
そう言うと悲しい・ちょっと怖いというイメージが沸くかもしれませんが、サイプレスは悲しみを慰め、心の支えとなる力を持った香りです。
香りはヒノキに近いような、あまりクセのないウッディー調。
森林浴効果のある成分(*注1)が含まれるため、嗅ぐだけでも癒しの効果があります。
まさに森林浴をしているようなリラックス効果とリフレッシュ効果がありますが、他にも免疫向上・血流促進・抗菌作用などがあったりします。
抗菌作用のある精油はお部屋に焚いておくだけでも風邪予防になります。
また咳をおさえる効果もあり(*注2)、咳や風邪の初期症状、気管支炎などの呼吸器系のトラブルにも有効です。
スキンケアにも使われることがあり、肌のたるみや毛穴を引き締める収れん作用があります。
★サイプレス精油の特徴
- まるで森林浴のようなリラックス・リフレッシュ効果
- 免疫を高める
- 血流促進・循環機能向上(むくみとりマッサージにおすすめ)
- 殺菌・抗菌、咳をおさえる作用もある
・注1:サイプレス精油の半分以上を占めるαピネンには森林浴効果があり、ヒノキやフランキンセンスなど他のウッディー調の精油にも含まれる。他にも免疫向上・血流促進・循環機能向上・抗菌作用などがある
・注2:2番目に多く含まれるδ-3-カレンという成分には鎮咳効果があり、気管支系のトラブルに有効
ラベンダー精油
言わずと知れたラベンダー精油は、ヨーロッパ原産で古くから癒しの香りとして親しまれてきました。
リラックス作用にすぐれており、中枢神経の興奮を落ち着ける(*注3)ためイライラや不安感、神経過敏などに有効です。
また幸せホルモンのセロトニン分泌を高める成分(*注4)が含まれていますが、セロトニンの分泌が高まることで睡眠に関わるホルモンのメラトニンの分泌が促進され、体内時計を整える働きがあると考えられます。
よって、抗うつ作用も期待できますし、眠りのアロマとしてもおなじみですね。
体内時計を整えるため、生活リズムが乱れてしまった時や時差ボケの時にもおすすめです。
他にもラベンダーは万能薬と呼ばれ、筋肉痛などの痛みをおさえる作用や抗菌作用(*注5)、PMSや更年期のイライラをおさえる効果も期待されています。
★ラベンダー精油の特徴
- 神経の興奮を鎮め、落ち着きを与えてくれる
- 幸せホルモンを分泌することで不眠解消や抗うつ効果が期待できる
- 鎮痛・抗菌・女性領域サポートなど万能薬
AEAJ認定あり 大容量100mlサイズのラベンダー精油(楽天)
・注3:酢酸リナリルとリナロールという成分は共に中枢神経の興奮を鎮める作用がある。
・注4:酢酸リナリルはセロトニンの分泌を高める。
・注5:酢酸リナリル、リナロール共に抗菌作用がある。特にリナロールは抗真菌、抗ウイルス、抗炎症作用にもすぐれる
オレンジ・スイート精油
最後はみんな大好きオレンジの香りです。
絞り立てのオレンジジュースのような香りはお子様にも人気ですし、作用も優しいためお子様への使用も安心して出来ます。
温かい香りによってネガティブな気分をリラックスさせて気楽にし、明るくハッピーな気分にしてくれます。
血流の増加や腸のぜん動運動を促すリモネンという成分が精油の9割以上を占めるため、むくみとりのマッサージや消化器系のトラブルに有効です。
また柑橘系精油には抗菌効果(*注6)があるため、お部屋に焚いておくと空気の浄化にもなります。
★オレンジ精油の特徴
- 気持ちをリラックスさせ、明るくハッピーな気分にしてくれる
- 血流を増加するため、むくみとりマッサージなどに効果的
- 腸のぜん動運動を促すため、便秘や下痢の他お腹のトラブル全般に有効
★ラベンダーとオレンジは定番で色んなブレンドが出来るので、大容量サイズもおすすめです。
・注6:オレンジ精油の9割以上を占めるリモネンという成分は柑橘系精油のほとんどに含まれているが、抗不安作用などの他抗菌作用にすぐれている。植物自身が虫などの外的から身を守るためにこのような成分が含まれている。
おすすめの使い方
続いて、おすすめの使い方を2種類ご紹介します。
むくみとりマッサージ
サイプレス精油は循環機能をサポートする作用に優れ、オレンジ精油は血流を促進するため、この組み合わせはふくらはぎなどのむくみとりマッサージに最適です!
マッサージオイルの作り方は、
- 10mlのキャリアオイル(アーモンドオイルなど)
- サイプレス(ベース):1滴
- ラベンダー(ミドル):1滴
- オレンジ(トップ):1滴~2滴
※希釈濃度2.5%
この材料を混ぜ合わるだけ。めちゃめちゃ簡単です。
(肌が敏感な方は精油の量を減らしてください)
バスソルト
大さじ2杯の天然塩またはバスオイルに精油を混ぜ合わせるだけ。
ゆったりと半身浴しながら血流・循環機能促進のオレンジとサイプレスを取り入れれば、むくみ解消などに有効です。
リラックス効果のある3種類の香りで、心身のスイッチもオンからオフへと切り替わっていきます♪
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